[iPhone][ケータイ]20万台は多い?少ない?

FujiSankei Business i. 総合/【クローズアップ】どうなる スマートフォン戦線異常あり
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200809040080a.nwc

午前中はこの記事をネタ元に、少々Twitterで語った。また、GIGAZINEが追随する内容の記事を挙げているのでついでに紹介。

iPhone 3Gの販売台数は実質「敗戦」状態か - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080904_iphone_lose/

20万台って

日本では100万台売れる−との予測もあったアイフォーンに、もはや当初の勢いはない。アップルとソフトバンクは販売実績を極秘にしているが、通信業界に詳しいUBS証券の乾牧夫シニアアナリストは「20万台前後で止まっている感がある」と推測。年内販売は控えめに35万台程度と見積もっていたが、それにも及ばない情勢という。

そもそも100万台売れる、と予測したのが誰なのかはわからないのだが、ペースダウンしているのは事実なのだろう。しかしITMedia調べの販売ランキングでは、16GBモデルが相変わらずトップを走っている。

携帯販売ランキング(8月18日〜8月24日):携帯販売、そろそろ“枯れ”期へ──値下げで浮上する旧機種もちらほら (1/3) - ITmedia +D モバイル
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0808/29/news099.html

この20万台、という数で止まっているとして、この数が多いのか少ないのかを考察してみたい。

20万台は多いし少ない


結論から言うと、ケータイとしては大変少ないが、スマートフォンとしては大変多い。
こうなる。

というのも、ケータイというのは一機種が相当な数出荷される。

MM総研調べによると、2007年度の総出荷台数は5076万台。トップシェアを誇るシャープは、1276万台出荷しているのだ。ちなみに、ITMediaによる携帯契約数は、7月末時点で1億865万契約なので、出荷台数が全部売れたと計算しても、全契約者の4割は機種変更なりMNPなりで、新しい携帯を手にしていることになる。
20万/5000万となると、全体の0.4%でしかないわけで、どうひいき目に見ても成功とは言い難いだろう。

2007年度通期国内携帯電話端末出荷概況
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120080423500

これが、スマートフォンとしてみると、話が大きく変わってくる。
2006年の記事で申し訳ないのだが、2006年で、PDA/ハンドヘルドPCの出荷台数は52万6000台とある。

W-ZERO3大ヒットで出荷台数が2倍に、2006年スマートフォン市場 − @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200704/26/gartner.html

また、W-ZERO3[es]の初回出荷台数が10万台弱であり、これは「潤沢に用意」した数字なのだ。

「スマートフォン普及のカギ」,W-ZERO3[es]予約イベントで八剱社長:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060714/243438/

2007年度の総出荷台数はまだ調べていない(無料で引っ張れる情報がない為)が、100万台を超えたということはないと見て良いだろう。イーモバイルの総契約数が2008年7月末時点で66万8100であり、これが全部EMONEやEMONSTERである筈もない(販売ランキング一位はUSBモデムタイプのD02HWなのだから)。

日本のスマートフォン市場において、ほぼ独占的地位を占めていたW-ZERO3シリーズでもこの程度なのだ。そこに、発売して二ヶ月弱のiPhoneが20万台となると、相当なシェア、20%〜25%くらいは占めていると考えていいだろう。どうみても大成功だ。

iPhoneを失敗にしたいのはなぜ?

実は乾牧夫氏は、7月8日時点で、iPhoneについて的確な読みをしている。KDDIに関しては的が外れているようだが。

【決算を聞く(8)通信】携帯の価格競争は終わった――UBS証券・株式調査部 乾牧夫シニアアナリスト(08/07/15)
http://markets.nikkei.co.jp/features/03.aspx?site=MARKET&genre=x3&id=MMMAx3000011072008
【iPhone,私はこう見る】需要は“ボジョレーヌーボー”,革命ではない:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20080709/310441/

なのでiPhoneに関する言及については、信憑性は高いと判断出来る。

では、この記事の意図とは何なのか。
個人的には、陰謀説というほどでもないが、iPhoneをあくまでもケータイとして捉えたいなんらかの思惑があるのではないかと思っている。あとはさんざん持ち上げた後なので、「戦後処理」として落とすなり賛辞するなりしないと落ち着かない事情もあるかもしれないが。

かつての勢いは……auの巻き返し戦略に迫る! KDDI高橋誠コンシューマ事業統轄本部長を直撃 - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080829/1018138/?top

によると、

いまの純増数の戦いは法人需要の取り合いになっています。コンシューマーはあまり動いていないのが現状です。


ということなので、既にキャリア各社の勝負は法人顧客にシフトしていると考えられる。スマートフォンという製品の特徴は、PCとの同期だ。法人顧客に、大きな需要がある。

ソフトバンクは以前からXシリーズでノキア端末やHTC端末をコンスタントに販売しており、それなりにスマートフォンに力を入れているキャリアだ。また、ドコモもブラックベリーを販売し、また、HTC端末もいくつか販売している。

前述の通り、まだ国内で100万台に達するかどうか、という全体から見ると小さな市場だが、その中に20万台のiPhoneを含めてしまうと、トップシェアを争えるだけの存在になってしまう。そうなると、ソフトバンクは自社で扱う製品なので何も問題が無く、むしろ大歓迎だろうが、ドコモはどうだろうか。つい最近、パケット定額プランを改定し割高感の解消に努め、本腰を入れようとしている姿勢が見える。

報道発表資料 : 新パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」および「Biz・ホーダイ ダブル」の提供を開始 | お知らせ | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080825_00.html#p02

思惑については裏を取っているわけではないのであくまで僕の予想。
ちなみにドコモ嫌いってわけではない。むしろ大好き。

22:18 追記

FriendFeed見てたらTwitterで同じようなことPOSTしてる人がいたのでご紹介。
http://twitter.com/mshk/statuses/909245365

http://twitter.com/madarame/statuses/909296914

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  • 2017.07.20 Thursday
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  • 2008/09/06 1:01 AM
どうやらフジサンケイの上野嘉之氏と、UBS証券アナリストの乾牧夫氏がiPhoneのネガティブキャンペーンを開催中らしい。 FujiSankei Business i. 総合/【クローズアップ】どうなる スマート...
  • Not quick a Nine
  • 2008/09/06 2:43 PM

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